滝川歯科医院
昔から「口は災いの元」という諺(ことわざ)があります。
意味は「不用意な発言は自分自身に災いを招く結果になるから、言葉は十分に慎むべきだという戒め」との事。
実は、言葉に関しての事だけではなく、災いは自分自身の体にも降り掛かります。
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口が汚いと、体に悪影響を与えるという事です。
不潔な口の中には細菌が多くなり、虫歯や歯周病のみならず肺炎や風邪、インフルエンザ等にかかりやすくなってしまいます。
人間にとって、口は栄養の入口。
栄養は咬むこと(咀嚼)と飲み込む事(嚥下)での摂取しますが、歯を失うことは摂取障害が起こる事となり、人間以外の動物では死を意味します。
さらに、唾液が出なくなる事も死を意味します。
唾液が少なくなると虫歯や歯周病だけでなく、呼吸器の感染を著しく増加させ、高齢者にとっては、肺炎による死亡率も上がるそうです。
入院患者の皆様にとっても、外科手術後・放射線療法後・抗がん剤の投与後などは免疫力が落ちていますから、口腔ケア―は極めて重要なのです。
口は災いの元。
災い」を予防するため口腔ケア、自身で取り組む事が出来る「歯磨き」の重要性を再認識していただけると幸いです。
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2015年6月13日(土)、母校の東京歯科大学同窓会空知支部総会、研修会が開催され参加してきました。

今年は、東京歯科大学同窓会が120周年、北海道地域支部連合会が100周年を迎えます。 そこで9月と11月に記念事業が開催されます。 やはり日本最古の歯科大学、歴史がすごい。 改めて自分の出身大学が東京歯科大学である事を誇りに思いますとともに、国家試験合格率もダントツの日本一である事に対し、教職員の皆様ならびに後輩たちの頑張りに拍手を送りたいと思います。

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さらに今回は、眼科医のN先生を講師としてお迎えし「加齢に伴う目の病気」と題しご講演頂きました。 白内障、緑内障、加齢黄斑変成など我々に非常に解りやすくご説明下さいました。

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この中で、白内障と加齢黄斑変成の原因として「喫煙」が挙げられておりました。 特に視界が歪む加齢黄斑変成では、5年間タバコを吸っただけで2.5倍発症リスクが跳ね上がるのだそうです。 歯科の分野では、喫煙は歯周病が悪化する最も危険な因子の一つなのです。

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上記図はWHOの「タバコ・アトラス」に掲載された、タバコが関係する疾患を示しています。(厚労省:喫煙者用リーフレットより) 改めまして、タバコの及ぼす全身への影響を確認いたしました。 喫煙されている方は、人一倍自身の「身体」を大切にして頂きたいと思います。 もちろん歯磨きもサボっちゃだめですよ(^o^)

2015年6月7日(日)、開業医のための実務セミナーの後は、産業振興センターへ移動し、Heraeus-Kulzer社主催のCAD/CAMマシンセミナーに参加してきました。

講習会のハシゴ受講も慣れたものです。 今回は、歯科技工士さん向けの講習会でしたが、このCAD/CAMという機械は、歯を作るための精密な3Dプリンターといったところでしょうか。 各社、様々な機器を販売しており、今後当院への導入予定もありますため、良い機器の品定めをしているところでございます。 導入の暁には、患者の皆様にも喜んで頂けそうです。 乞うご期待(^o^)

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医業に関する法律

2015/06/11 14:13

2015年6月7日(日)、札幌にて北海道保険医会主催「開業医のための実務セミナー」に参加してきました。

歯科医院での労務問題や医療関連の法規など、改めて整理する事が出来ました。 その中で、講師の先生より今話題のマイナンバー制度に関する今後の展望や、院内での個人情報の取り扱いなどについて、実例を挙げながらご説明頂きました。 患者さんにとって優しい歯科医院というだけでなく、スタッフにも優しい職場作りを目指しています(^o^)

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2015年5月31日(日)、IPOI学会北海道支部の学術大会が札幌にて開催され、座長を務めて参りました。

今大会の大会長、旭川のN先生よりプログラムの作成依頼を受けまして、先日学会で渡米した際にサンフランシスコで撮影した風景を表紙の一部としました。

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今回の学術大会のタイトルは『Looking Back』、午前は会員発表9名、午後から支部長による特別講演というスケジュール。 私は午前最後のセッション3演題の座長を担当させて頂きました。 昨年の京セラコロキウム演者N先生、本年発表のY先生、北海道代表発表のI先生の座長は重責です。 N先生の症例は自身のインプラント治療を振り返り、反省点を今後の治療に生かすといったN先生の真摯な診療姿勢が伝わり、会員全員とのディスカッションにも力が入りました。 Y先生は昨年かなり時間をかけてブラッシュアップしましたので、非常に完成度の高いプレゼンテーションでした。 コロキウム頑張ってください。 I先生も代表発表としての完成度を着々と高めて頂いておりまして、今年も北海道支部旋風を巻き起こしてくれる予感です!!

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午後からは、北海道支部支部長のT先生による「温故知新 ~22年間のインプラント臨床を振り返って~ 」と題した特別講演。 先生の歴史と育ちの良さがヒシヒシと伝わるアットホームで素晴らしいご講演でした。 T先生、お忙しい中ご準備頂きありがとうございました。 明日からのインプラント臨床に磨きをかける内容となる素晴らしい週末でした(^o^)

2015年5月7日(木)、同友会の空知中央地区会総会が開催され、参加してきました。
昨年度の活動報告、ならびに今年度の活動方針、活動計画、役員体制の案が承認され、今年度も様々な学びを頂く会となります。 今年の活動テーマも昨年に引き続き、不可能を可能にしていく仲間たち。『0』から『1』を作るために〜今こそ自分を見つめ学び実践し、共に成長しよう〜なりました。
どのような職業も一緒なのだと感じておりますが、我々歯科医師は国家試験合格後から臨床を学び始めます。 そして、歯科医療における技術も材料も機器も日進月歩、日々どんどん更新されております。 ですから、必ず新たな情報を得るために、専門書を読んだり学会や講習会に参加します。 土日に休診の歯科医院が多いのは、その様な講習は土日に開催されるからなのです。 私の30代は、毎週末これら講習の受講に費やされました。 結果、父である院長が行ってきた従来の診療とは違う新しい治療法を行う事も増えてきました。 歯科医師の仲間に、「父親と一緒の診療室で仲良く診療を行う事は難しいのでは?」とよく聞かれます。 実際、親子の歯科医師が同じ診療室で治療を行うと、治療方針に違いが生じ息子が出て行って新規開業というパターンも多い様ですが、当院ではそのような事はありませんでした。 なぜか?? それは、父親が生涯勉強を続けているからだと考えます。 常に新たな情報にアンテナを張り、新たな事を学び、そして実行する事を父は絶えず行っています。
先日の◯ンブリア宮殿にて、同友会の同志である方がこのような事を仰られておりました。 シャッター街が広がる商店街では「黙っていればこの町は無くなる!」、「10年間、同じやり方で、同じ事を続けていくと、みんな消えて無くなるぞ!」、「だからみんなで集まって、学んで、磨きあって、新しい価値を作るんじゃないか!!」と。
諸説によりますと、人は『変化』を嫌う動物なのだそうです。 しかし、残念ながら変化しなければ時代に取り残されてしまい、最後には消えて無くなってしまう。 いきなり全てを『変化』させる必要はないと思います。 自分にとって無理のない範囲での『変化』を繰り返していけば良いのではないでしょうか。

健康への投資

2015/04/28 22:14

2015年4月28日(火)ハッとさせられた記事のご紹介です。

「将来が不安」と考える人は多いのではないでしょうか? 実は私もその一人です。 では、何が不安なのか? ネット検索しますと「自分の老後」「仕事」「貯蓄」「親の介護」「結婚」「出産」「年金」等様々なキーワードが出てきます。

ある記事によりますと、『将来が不安と思う方を対象としたノウハウ本やセミナーはたくさんあります。 しかし、多額の現金を貯えたとしても大きな病気をすれば簡単に吹っ飛んでしまいます。 ノウハウ本やセミナーで紹介される老後のプランは『あなたが健康である』という事を前提として作られているのです。 そう考えると、本当に必要な「人生の投資計画」には仕事を引退した後でも健康な体を維持できる為の投資、その全てを含んだものでなくては現実的に意味がない。 とは思いませんか?』というメッセージ。

この「人生の投資計画」において物差しとなる「寿命」、現在は平均寿命より「平均余命」や「健康年齢」といった考え方が主流ですが、多くの方々が『健康への投資』の重要性に気が付いた時(健康を失った時)には既に遅いという事なのでしょうか。

上記はPRESIDENTの「金持ち老後、貧乏老後」という記事からの抜粋ですが、リタイヤ前にやるべきだった後悔の1番は「歯の定期検診を受ければ良かった」との事。 仕事や子育てを頑張りすぎて、気がついたら歯がボロボロになっていたという方は少なくありません。 失った歯の大切さは、失ってから解るのです。
では、お口の健康を失わないためには?『噛める人はなぜ死ぬまで健康で長生きできるのか?』 以前紹介した記事です。 歯さえあれば何でも噛める。 大切なのは、丈夫な『歯』でしっかり『噛む』こと。 お口の健康は、全身の健康に直結します。 1日3度、1年に1000回以上の食事を楽しく豊かに行うため、自分自身の健康に投資し、心身ともに健康を保ちましょう(^o^)

2015年4月11日(土)・12日(日)、非常勤講師を務めております生体材料工学分野の学会、日本歯科理工学会が仙台にて開催されましたため、東京診療の後に行って参りました。

今回の理工学会は仙台駅前の仙台市情報・産業プラザにて開催。 仙台駅から徒歩2分と立地も最高で、学会の支部学術大会を開催するにも良い施設だなぁと感じました。 今回の一般発表は金属材料の研究発表を多く拝聴しましたが、磁性アタッチメントの親和性の改善チタンに抗菌作用を持たせるなど、まだまだ身体に良い材料の研究は続いております。 会場にて先日の材料の研究者でいらっしゃいます、I教授にご挨拶させていただきました。

仙台は肌寒かったのですが、桜が満開。 帰りの飛行機まで少し時間があったので、桜の名所といわれる榴岡公園から楽天のホームグラウンド、楽天Koboスタジアム宮城まで散歩しました。 ちょうどオリックス戦が行われており、地元は大変盛り上がっておりました(^o^) 日ハム同様、愛されているチームだなぁ。

2015年4月21日(火)内科主治医の先生より、血液検査の結果を伺いました。

結論としましては、私の運動量が足りないとの事で、あるプロテインをプレゼントしていただきました。 運動も再開しました。 さらに、以前読んだ本の中で紹介されていた「フィジカル・アクティビティ」という言葉を思い出しました。 身体活動という意味ですが、簡単に説明すると「日常生活での身体活動の量」という事になります。 現在の40代の身体を動かす総量は、40年前の40代と比較すると40%にまで減っているそうです。 デスクワークが増えたとはいえ、これでは太ってもおかしくない。 そこで、例えばエスカレーターに乗っている間、カカトを上げる。 歩くときは意識的に早歩き等、動作一つ一つを機敏にする事で身体活動の量を増やそうと意識し始めました。 思い立ったら吉日。 頑張ります(o^o^o)

2015年4月1日付けで、今年度も北海道医療大学歯学部の2つの講座より非常勤講師としての委嘱状を頂きました。

毎年学生講義を担当させて頂いておりますが、日々の臨床とは全く違うため、私自身も教える側として大変勉強になります。 現在は、生体材料工学分野(歯科材料)、クラウンブリッジ・インプラント補綴学分野(口腔インプラント)の2講座にて学生教育を担当させて頂いております。 大学の講座に所属する事で、最新の歯科医療情報を頂きながら学ぶ機会を得ています。 最近では、「先生の講義を学生時代に聴きました」と笑顔で挨拶してくれる新人歯科医師方が増えました。 こういった挨拶を頂くという事は、本当に嬉しい(^o^) 自分自身を振り返りますと、学生時代に聴いた講義はインパクトのある内容が頭に残っており、卒後の進路に大きな影響があったと感じています。 私の教え子達が「良い歯科医師」となるべく、頭に残る講義を心がけて行いたいと思います。 先日E教授とお話ししましたが、今年は学生数の多い学年との事。 実習も忙しくなりそうです。 頑張らねば p(^o^)q

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